多くの日本人が不足している栄養素、「カルシウム」。
意識しないとなかか摂取できないカルシウムは、どのような役割を担い、不足するとどんなことが起こるのでしょうか?
◆カルシウムの特徴と働き
カルシウムは代表的なミネラルの1つで、人体の構成成分としてのカルシウムは、体重の 1〜2% を占めています。
カルシウムの99%は、骨や歯などを形成しています。
食事によって摂取され、血液中に入り骨に運ばれたのち、骨はカルシウムを骨へ定着させる「骨形成」と、古くなった骨の成分を壊す「骨吸収」を繰り返し、再構築しながら常に新しく生まれ変わっています。
残りの1%は、血液・筋肉・神経などに存在し、筋肉の収縮や神経を安定させる、血液凝固作用の促進などに関与しています。
◆カルシウムの必要摂取量
カルシウムは、便や尿から体外に排泄されるため、これを補う最低必要摂取量として、厚生労働省は1日に600mg以上の摂取を推奨しています。
しかし多くの日本人がこの必要摂取量に達していません。
骨粗鬆症を予防しようとするなら 1日800mg以上 は必要といわれています。

「国民健康・栄養調査報告(平成30年版)」より
◆カルシウムが不足すると
- 歯がもろくなる
- 骨がもろくなり、骨折や変形がおこりやすくなる
- 骨粗鬆症や骨軟化症を引き起こしやすい
- 高血圧症・動脈硬化を促進しやすい
- 糖尿病を促進しやすい
- 出血した時に血が止まりにくくなる
- 心臓の筋肉の収縮異常による心筋梗塞の原因になる
- 神経過敏になりイライラする
など...
さまざまな症状へとつながる危険性があります。
