骨量は20歳前後で最大骨量に達し、40代半ばくらいまでは一定の骨量を維持できます。

50歳近くから徐々に減りはじめ、骨がもろくなるため、骨粗鬆症が起こりやすくなります。

今回は骨量の変化についてご紹介します。

骨量の変化

年を重ねると、立つ・歩く・座る・走るなどの移動機能を支えている 筋肉や骨の量が低下 していきます。

骨は成長と共に 20歳前後で最大骨量 に達し、 40代半ばまでは横ばい で、 50歳近くから徐々に減少 していきます。

年齢が高くなると骨粗鬆症が増えてきます。

特に女性はホルモンの関係で 50歳前後から急激に骨量が減少し、骨粗鬆症になりやすい といわれます。

更年期の女性にとって骨量の減少を食い止めることが 極めて重要 です。

平均寿命の長い女性にとって、更年期以後の長い人生を生き活きと過ごすためには丈夫な骨を保ち、骨粗鬆症にならない生活習慣を身につけるようにしましょう。

男性には急激な性ホルモンの低下による骨量の低下はないですが、腎臓や腸の病気、胃の手術をしたことがある方は骨量が低下しやすくなるといわれています。

年齢による骨量の変化

年代別のポイント

  • 5~18歳頃まで|骨量を増やす

成長期に十分増加させておくと、その人の 最大骨量(ピーク骨量)は高くなります。つまり、カルシウム摂取や適度な運動はこの時期が一番有効です。

  • 20~40歳頃まで|骨量を維持する

骨量のピークは20歳頃でそれ以降は減少していきます。しかし、 カルシウム摂取などにより維持が期待できます。この時期にカルシウムを摂取して骨量を維持することが、 将来の骨粗鬆症予防につながります。授乳期は女性ホルモンが60代と同程度に低下してしまうため、特にカルシウムの補給を心がけましょう。

  • 50歳以降|骨量を減らさないようにする

カルシウムを摂取しても骨量の大幅な増加は期待できませんが、骨量の減少を防ぐためには カルシウム摂取が必要です。特に女性は、閉経後に骨量が急激に減少するので注意が必要です。

◆骨量は人によりさまざま

もともと小柄な人 は骨が小さいため、カルシウムの蓄積量も少ない傾向があります。

さらに やせていて筋肉の少ない人 は、骨を支える力が弱いため骨が弱くなってしまいがちです。

一般に、男性に比べて 女性は骨が細く筋肉も少ない ことから相対的にリスクが高くなるといわれています。

カルシウム不足で起こる症状

  • イライラする
  • 集中力がとぎれやすい
  • 歯周病・知覚過敏などが起きやすい
  • 虫歯になりやすい
  • 身長が同級生に比べてなかなか伸びない
  • 骨折しやすい
  • 出血した時に血が止まりにくい
  • 昔に比べて背が縮んだ気がする
  • 立ち上がるときに腰や背中が痛い
  • 背中や腰が曲がった気がする
  • 高いところに手が届かなくなった
※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
「国民健康・栄養調査報告(令和元年度版)」より

◆定期的な骨密度測定を

★骨密度検査の検査方法や骨密度の基準指数は、以前公開した【10】骨粗鬆症の症状をご参照ください。

参考記事
【10】骨粗鬆症の症状

骨を作る細胞と壊す細胞のバランスが崩れることで骨がもろくなる「骨粗鬆症」の症状についてご紹介します。

加齢による骨量の減少はそのスピードを遅らせることは可能ですが、完全に食い止めることはできません。

女性は 40代くらいから気にして骨密度を測定しておく ことが推奨されています。若いうちからしっかり検査を。

骨粗鬆症は骨折リスクが非常に高くなってしまうので、早くから対応をすることをオススメします。

骨密度測定をしながら、 食事や運動でできるだけ骨密度を上げるような取り組み も続けましょう。

【13】カルシウムが骨を強くするしくみ

骨には身体を支える器官を保護する大切な役割があります。今回はカルシウムが骨を丈夫にするしくみと骨粗鬆症セルフチェックの方法をご紹介します。

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【15】骨粗鬆症の原因

骨粗鬆症の原因は、加齢などにより起こる「原発性骨粗鬆症」と疾患などにより起こる「続発性骨粗鬆症」があります。今回は骨粗鬆症の原因についてご紹介します。

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