骨粗鬆症は骨の骨量が減り、骨がもろくなり骨折しやすくなる状態のこと。

骨粗鬆症で骨折が起きやすい部位についてご紹介します。

骨粗鬆症で骨折が起こりやすい部位

骨粗鬆症になっても、 痛みはない のが普通です。

しかし、転ぶなどの ちょっとしたはずみで骨折しやすくなります

骨折が生じやすい部位

せぼね
…脊椎の圧迫骨折

肩からひじまでの骨
…上腕骨外科頚骨折

手首の骨
…橈骨遠位端骨折
…コーレス骨折

太ももの付け根の骨
…大腿骨頚部骨折

などです。

骨折が生じると、その部分が痛くなり動けなくなります。

また、背中や腰が痛くなった後に、 丸くなったり、身長が縮んだり します。

骨折しやすいケースは…

実際に骨粗鬆症になり骨折しやすいケースは下記のようなことが多いそうです。

  • 家の中でつまづいたり手をついたりして手首・腕・肩関節を骨折する
  • 尻もちをついて骨盤や股関節周囲を骨折する
  • 植木鉢のようなものを前かがみで持ち上げたり、前かがみになっただけで背骨の圧迫骨折をする

年代によって折れやすい部位は違う

骨粗鬆症による骨折が起こりはじめるのは 50歳代から で、 折れやすい部分は年代によって変化する そうです。

  • 50歳代~

前腕骨の手首部分や椎体(脊椎の骨の主要部)に多く発生しやすい

  • 65歳頃~

椎体・前腕骨・大腿骨(太もも部分の骨)・上腕骨(肩からひじまでの骨)の順に多く発生しやすい

  • 75歳頃~

椎体・大腿骨・前腕骨・上腕骨の順に発生します。その中でも椎体が最も骨折しやすい

◆「いつのまにか骨折」を予防するために

高齢の方で背が低くなったり背中が曲がったり、また腰が痛いなどの症状は、「いつのまにか骨折」による症状である場合が多く見られます。

このように、骨粗鬆症による骨折はほとんど痛みがないので、気づかないうちに折れていることがあります。

一般的な骨折とは異なり、身体の重みでつぶれることもあります。

そのうち、 周辺の骨が余分な負荷を受ける ことで、 次々に骨折してしまう負のスパイラルが生じてしまいます。

また、 寝たきり状態につながりやすい ため、特に高齢の方は注意が必要です。

◆介護が必要となった主な原因の構成割合

主な原因 割合(%)  
脳 卒 中18.5% 
認 知 症  15.8%   
衰   弱  13.4%   
骨 折 転 倒  11.8%   
関 節 疾 患  10.9%   
心 疾 患   4.5%   
そ の 他  23.6%   
不   詳   1.6%   

◆予防には運動と食事が重要

骨粗鬆症は予防が大切な病気です。日々の生活の中で予防を心がけましょう。

運動


毎日の生活の中で家事や仕事・趣味などを積極的に楽しみながら活動しましょう。

目安としては歩行なら 男性8,000歩 女性は7,000歩程度 の運動を、長期的に行うと骨にほどよい負荷がかかって強くなります。

また、 運動と同時に日光を浴びると皮膚の中でカルシウムの吸収を助けるビタミンDがつくられます

食事


カルシウムの摂取 が大切です。

おすすめの食品は おすすめの食品は牛乳や小魚 で、骨粗鬆症の治療中の方にも重要です。

さらに、ビタミンDを含む青魚や、骨の主成分である コラーゲンの材料となるたんぱく質 、骨をつくる働きを促す ビタミンKを含む野菜や納豆 なども摂りましょう。

骨粗鬆症は、いつの間にかなって、気がつかないうちに背骨の骨折をきたしている方も多いといわれています。

骨粗鬆症の骨は、その内部にある骨の微細構造が大きく変化しており、外観からでは骨が脆弱化(ぜいじゃくか)していることはわかりづらく、現在でも骨折を起こして初めて骨粗鬆症だったと診断される場合があります。

骨粗鬆症を予防、特に骨粗鬆症による骨折を予防するためには、自分の骨がどのような状態であるかを早い段階で把握しておくことが重要であり、骨量が低下していることがわかったら、骨粗鬆症予防・骨折予防が重要になってきます。

50歳前後になったら、その骨量を定期的に測定し、骨粗鬆症や骨折のリスクがどの程度なのかを理解し、骨折リスクが高い状態となったら、早期に精密検査、そして必要に応じて治療を受けることが大切です。

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