骨は、皮膚と同じように 新陳代謝 が行われています。
毎日古い骨が壊されて、新しい骨が誕生しています。
これを「骨のリモデリング」ともいいます。
骨では、
● 破骨細胞が古い骨を吸収 (骨吸収)
● 骨芽細胞が新しい骨を作る(骨形成)
という新陳代謝(骨のリモデリング)を繰り返して、骨の強度を一定に保っています。

骨のリモデリングは、カルシウムが不足していると正常に行われません。
個人差はありますが、成人では約3年で骨のリモデリングにより全身の骨が生まれ変わります。
◆骨吸収(骨を壊す)
破骨細胞は古くなったカルシウムを 骨から溶かします。
破骨細胞により骨吸収は行われ、古い骨が溶かされて血液中にカルシウムが放出されてしまいます。
◆骨形成(骨を作る)
骨芽細胞は 骨を作る細胞 です。
骨芽細胞により骨形成は行われ、骨の溶けた部分にカルシウムが付着して新しい骨が作られます。
◆新陳代謝のバランスが崩れると
骨のリモデリングは下記のようなことが原因でバランスをくずしやすいといわれています。
- ビタミンD作用の低下
- 加齢によるカルシウム吸収の低下
- 閉経などによる性ホルモンの低下 など
骨のリモデリングのバランスがくずれて 骨吸収のスピードが骨形成のスピードを上回る と、骨密度は低下し、 骨粗鬆症につながりやすい といわれています
◆1日に必要なカルシウム量
カルシウムの摂取については年齢によって「目安量」、あるいは「推奨量」が設定されており、成長期・妊婦・授乳婦の場合は、さらに 100mg~500mg多く摂取する必要があります。
しかし、厚生労働省調査の「推奨量」と「実際の摂取量」を年代別に比較したグラフをみると、通常の食生活ではどの年代でも不足しがちという現状です。
そのため、その分のカルシウムを補給する必要があります。

「国民健康・栄養調査報告(令和元年度版)」より

